9月6日水 ナビスコカップ浦和戦

ナビスコカップ決勝トーナメント 浦和戦1st leg 0-0

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せっかくの浦和戦なのに平日開催で観客は7千人程度。今年は雨にやられたりと集客ではかなり苦しんでいる印象。ここ2年の優勝景気を一気にふっとばすことにならないかと今から心配している。
だもんで、ナビスコカップ天皇杯で結果を出して、もういっちょ盛り上げたいところである。

しかし、浦和戦。ここ数年勝ててない。
ただ、今年初めのEスタで行った対戦では、負けはしたものの、昨年ほどの力の差は感じず、浦和弱くなったんじゃないのと思ったほどだった。だから今年のチームは思っていたより良いのかなと期待したものだが、そこから大いに苦しむこととなる。

現在も苦境は続いており、チームの大黒柱青山の離脱はもちろん、タフな石原、期待の若手FW浅野、連戦時の貴重なDFバックアップのファン・ソッコも長期離脱しており、正直どうしたら良いかファンもわからないという惨憺たる有様である。そんな中、希望として登場した皆川であるが、目ざといアギーレに連れ去られ、(本人にとっては大変良いことであるが)チームとしては踏んだり蹴ったりという、もうほんと泣きたいという状況だある。

だから、観戦前は動きが少ない塩試合になるだろう、と思っていたのだが広島が躍動する。不用意な浦和の縦パスを奪い続けペースを完全に握る前半となった。そこで決めるのが寿人、という場面でほんとに寿人が決めていれば最高であったのだが。
後半、浦和はカットされる縦パスは避け、サイドから攻撃を展開。これまた代表に水本を取られたため、高さには不利がある広島守備陣。一気に流れは浦和になってしまう。
ただ、天皇杯で活躍したフレッシュな茶島投入でおもしろい場面は何度か作ったので、一方的というわけではなかった。そして、青山の復帰にはスタジアムから大きな拍手が。
これで、ワントップ洋次郎からのボールを、二列目・・・ではなく四列目からの飛び出した塩谷が決めていれば最高の試合だったのだが、スコアレスドロー
ホームで勝てなかったことは、正直痛いがアウェイゴールを許さなかったのは前向きに捉えるべきこと。180分の試合の前半が終わり、後半点取って勝てば良いのだ。

また、J1の強豪チーム相手に宮原・茶島という若手が活躍した事も大きい。チームはどうしても移り変わる。サンフレッチェは2~3年前からちょうど主力選手の高齢化にともない入れ替わりを考えなければいけない時期に来ていたが、そんな状況で連覇してしまい、このままガンバみたいに入れ替え失敗してしまうのかと心配していたが、レギュラーを押しのけてでも、この選手のプレーが見たいと思える若手が出てきたのは嬉しいこと。


ただ、広島市の土砂災害で天皇杯の試合が流れたこともあり、絶賛連戦中なのだが、皆川の日本代表選出により使えるFWが万全ではない寿人だけという、これまた困った状況は変わらない。おそらく週末の浦和戦は、途中交代した寿人が先発だが、その2日後(13日:エディオンスタジアム)の天皇杯はどうするつもりなのか。天皇杯、苦手チームが多く脱落したんで、なんとか勝ち上がりたいところなのだが。