ワンダーランドウォーズ

ゲーセンは好きだけどゲーセンのゲームは得意じゃない。
だって、ゲーセンといえば対戦格闘ゲームでしょう?

いったい何年前の思いを引きづっているのやら。いまやゲーセンは年寄りと子供連れがメダルゲームをやるところだ。こうやってメダルゲームを覚えた子らが、将来のパチンコ業界へ育っていくんだろうなあ。そこまでパチンコ業界存在しているかどうか知らんけど。
どうでも良い話だ。

90年代、ゲーセンといえばヤンキーと対戦格闘ゲームでわけわからない意地を張るおかしな人たちのみが集まる場所、というのが自分のイメージだった。イメージでしかないのは、田舎の子だったので、実際にゲーセンに行くのが難しかったからだ。週末、親の買い物で行くショッピングセンターのゲームコーナーにあるゲームのみが、私の知るアーケードゲームだった。
さらにどうでも良い話だった。

ゲーセンにはまってみたいという欲棒だけはあった、若かりし頃。そして若さはなくなったが、自分で移動できる手段と金を持った時。そこに待っていたのは、ゲーセンの凋落と自分に格闘ゲームの才能がこれっぽっちもないという現実であった。
自分にできたことは涙を流しながら、自分の信じた馬にメダルをかけることだけであった。(昔は緩かったからちょっとの金でかなり長い時間メダルゲームを遊べた)

一時期、WCCFをやった時期もあったものの、数回やっただけで飽きてしまった。結局、暇な時にクレーンゲームコーナーぶらつくだけというのが、私とゲーセンの関係性の落ち着き先であった。

だが、それでいいのだろうか。
自分は一度もゲーセンと向き合ってこなかったのではないか。家庭用ゲームで十分楽しいからと逃げていたのではなかろうか。そりゃ確かにシヴィライゼーションの方が面白いのは確かだが。

とりあえずアクションゲームが苦手でもなんとかついていけそうなゲームを始めてみた。現在まだルーキーのD4レベル。すでに心が折れそうです。

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